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平成九年に今の職に就いて以来、中谷美紀が歌っていた「砂の果実」の歌詞を時々噛み締めてみる。
僕らが昔軽蔑していた大人になってしまったね。 ここ十年位、この歌詞が時々胸に滲みる。それは、「僕らが昔軽蔑していた」経営学というジャンルに、自分が自ら進んで入ってしまった事が大きいと思う。(ここで言う「僕ら」とは、たとえばアートの愛好家とか自由人とか、そんな人たちが含まれると思う) 私は、昨今のドラッカー・ブームなどに多少現れているように、経営学こそがこれからの社会科学の王様になっていくのではないかという思いと、所詮こんなの俗世間を肯定するためのエセ学問だろうという思いと、両方抱いている。この二つの思いは振り子のように揺れるが、ビジネススクールが発展したアメリカの資本主義社会がこんな状態になっていると、後者の思いが強くなる。 どんなに今の優秀なマネジメント研究者が頑張ろうと、エンロンの不正会計やリーマンショックを防げず、アメリカ資本主義自体が停滞しつつある。これは認めなければならないだろう。 加えて、私個人にとっての比較材料ということになるが、日本の社会学はどうしてどうして意外と面白い。単純素朴に学問的優劣を競うとするなら、英文で書かれた経営学論文の方が引用数は多いということになるのかもしれないが、少なくとも日本社会では、社会学の方が経営学よりも現状ではインパクトがある。大澤真幸と橋爪大三郎の新書が、今各ベストセラーリストの上位に来ているらしいが、今の日本の経営学にはちょっと無理だろう。(ビジネスパーソンが出世のために嫌々読むような本は除いて、という事だが) とは言うものの、全体的に言えば、半分近く、いやそれ以上に、自分は昔描いていた目標を達成していると思う。子供たちや少年から「こんな大人になりたい」と言われても、「そうだろう」と自信を持って言っている自分もいる。まだまだ勝負はこれからだ。
by evianetvian
| 2011-12-25 19:14
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