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桐野夏生の『ダーク』を読了後も読書生活は、当然続く。テレビはデジタルと言っても基本的に地上波しか入らないから、たいした番組はほとんどない。私の趣味から言っても、必然的に入院生活の最大の娯楽は、読書ということになる。
加藤周一『日本文学史序説』(ちくま学芸文庫・下)を持って来ていたが、二百頁ほど最初から読んでいたこともあり、五百頁以上の大著にもかかわらず、ほぼ読み通してしまった。 それにしても、加藤周一の教養レベルというのは、流石なものである。一人で、これだけの通史を書くとは! 私は、江戸時代の文学作品に疎かったので、けっこう勉強になった。 旅行など、時間がけっこうあって、なおかつ荷物の制限がある時には、私は英語のペーパーバックを持って行くことにしている。今回の入院でも、もちろん持って来た。 その中の一冊、J.G.バラードの『クラッシュ』は、二十年位前に読み始めた本だ。私の場合、英語で読んだ方がストーリーが頭に入るせいか、何年も時間が開いても、それほどは支障がないのだ。この本は、クルマを「クラッシュ」させることにより性的快感を得るという変わった人たちの話なのだが、大ケガの私は、少々ヤケクソになって、感情移入してみた(もちろんクラッシュしたくないけれど)。 夜、いよいよ明日抜糸ということで、痛んだらどうしようと思ったらお腹が空いて来た。八時半位に病院を、パジャマのまま抜け出して(看護婦たちが私服になるとやたら警戒しているので)、味源に向かった。流動食で感覚が萎えている舌に、味噌味が染み渡り、生き返る。 この日の夜は疲れたせいか、十時の消灯後、珍しくすぐに寝入ってしまった。
by evianetvian
| 2009-08-25 23:01
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