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当ブログは、直訳すると、「快楽主義者のカフェ」なのですが、下世話なオヤジ系のネタと勘違いされないために、少し解説します。
かのロラン・バルトが『テキストの快楽』で用いた対比を(比喩的に)用いるならば、 クルマの場合、ただ単にスピードを出すのが「悦楽」。 それに対して、スピードは出さなくともエンジン音や排気音を感じ、 クルマと一体化しながら走るのが「快楽」。 テニスで言えば、ただ単に勝ち負けにこだわったり、 ただ単に強く打つのが「悦楽」。 それに対して、イメージ通りに、逆クロスへバック・ハンドのスライスでエースをとったりするのが「快楽」。 海外旅行で言えば、見栄でブランド品を買い漁るのが「悦楽」。 現地の人とのコミュニケーションを楽しむのが「快楽」。 といった具合です。 日本では、「悦楽」は多いけれど、「快楽」は、意外に少ないのではないでしょうか? かつて、澁澤龍彦は、「高級なエロス」ということを主張していましたが、現代の日本では、本当に下世話で「低級なエロス」に満ちています。 そんな猥雑な「悦楽」は、もうウンザリです。 当カフェでは、もっと高尚な(?)「快楽」を追求していきたいと思います。 (と言っても、あくまで雑談中心ですが)
by evianetvian
| 2005-04-30 02:22
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