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次の発言例は、ある本からの引用(一部言葉使いを改めている)である。
「あいつがオレのことをバカにしたから、こっちも悪口を言ってやる」 「相手が謝らない限り、こっちからは絶対に頭を下げないぞ」 「あいつには負けたくない。謝ることは負けだ」 「オレがどんなに傷ついたか、あいつはわかっていない。オレは、ボロボロにされた」 なんだか、この発言例は、そのまま日中首脳陣(特に中国)の思いを書いているのではないかという錯覚に陥る。実は、上の発言例は、対人スキルに関する社会心理学の本(「対人葛藤に対処するスキル」の章)からの引用である。 著者によれば、これらは、それぞれ上から順に、 ・「従属思考」…自分の行動や感情は相手によって決められてしまったという考え。 ・「消極思考」…自分の方からは折れない、相手が改めるべきだという考え。 ・「競争思考」…人間関係を勝ち負けで捉える考え。 ・「過去重視の思考」…過去にあった、相手とのトラブルに拘泥すること。 に彩られていると言う。 上のネガティブな思考パターンを打破するには、それぞれ、 ・「自立志向」…自分の行動や感情は自分で決めるという考え。 ・「積極思考」…まずは自分の方から折れていこう。 ・「協力的思考」…私ばかりが被害者じゃない。相手も傷ついているという考え。 ・「未来重視の思考」…過ぎてしまったことよりも、これからどうするかに焦点を当てる考え。 に変えていく必要がある。 一見、単純なことに見えるが、実にもっともである。 ここで取り上げている本とは、相川充『人づきあいの技術』(サイエンス社)である。1650円。日中首脳陣も、この本を読んで少しは学んでくれないだろうか?
by evianetvian
| 2005-05-23 22:21
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